2020年1月27日 (仮訳)ポーランドにおける知見に乏しいチャシブゴケ属地衣の種の状況 Czarnota, P., Piotr, O. & Agnieszka, K. 2010. Status of some poorly known lichen species from the genus Lecanora (lichenized Ascomycota) in Poland. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000113/00000001/art00054 [Accessed January 27, 2020] 【R3-06992】2020/1/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランドにおいて誤同定されていたか知見に乏しいチャシブゴケ属地衣についてまとめた。 そのうち、L. aitemaをポーランド新産種として報告した。 また、これまで報告されたL. cadubriaeが実際にはL. ramulicolaの誤同定であったことを示し、同種をポーランド産地衣のリストから外すよう提言した。 (ポーランド新産種) Lecanora aitema (Ach.) Hepp 【よく似た種との区別】 Lecanora symmicta 形態的に類似している(しばしば同種と考えられてきた) 本種より子器が淡色 Lecanora ramulicola 形態的に類似している(誤同定されることが多い) 子器の色が類似することがある 本種より子器が明色 本種と異なり子器が未熟時しばしば凹形である 本種と異なり子器に通常縁取りがある 本種と異なり子器表面にいくぶん光沢がある (その他掲載種) Lecanora cadubriae (A. Massal.) Hedl. 【よく似た種との区別】 Lecanora ramulicola 形態的に類似している(誤同定されることが多い) 本種と異なりポーランドで知られている (その他掲載種) Lecanora phaeostigma (Körb.) Almb. (その他掲載種) Lecanora ramulicola (H. Magn.) Printzen & P.F. May 【よく似た種との区別】 Lecanora cadubriae 形態的に類似している(誤同定されることが多い) 本種と異なりポーランドで知られていない Lecanora aitema 形態的に類似している(誤同定されることが多い) 子器の色が類似することがある 本種より子器が暗色 本種と異なり子器が未熟時しばしば凹形という特徴を欠く 本種と異なり子器に通常縁取りがあるという特徴を欠く 本種と異なり子器表面にいくぶん光沢があるという特徴を欠く Lecanora symmicta 形態的にしばしば類似している(誤同定の例がある) 子器に縁取りを欠くことがある 本種と異なり地衣体が灰色ではなく僅かに黄色を帯びる緑色 本種ほど通常地衣体の小区画が密着しない